住宅リフォーム 見積り依頼のその前に

注目されている住宅のリフォーム

近年、住宅に関するリフォームがかなり注目を集めています。
都心部ではマンション住まいの人が増えている現代ですが、それ以外の地域では一軒家を建て、リフォームによって改装、増築などを行うケースが多くなってきているのです。
都心部から離れた地域だと、土地を含め一軒家を購入してもそこまで大きな額にならず、定年を迎えて老後を穏やかに過ごしたい人を中心に、一軒家という選択が増えてきているのでしょう。
その中にあって、住宅のリフォームが需要を伸ばすのは必然と言えます。

リフォームとひとくちに言っても、その種類は様々です。
小規模なものから大規模なものまであり、近年ではサービスも細分化されている事から、リフォームの範囲は非常に広くなっています。
リフォームの一般的な方法としては、業者に依頼し、希望する内容を伝え、打ち合わせを行い、そして見積りをしてもらうという流れで行われます。
改築、増築を行う場合は、家を建てる流れとかなり近いものになってきます。

近年は、家を新たに建てるのではなく、既にある家を新築同然に改築するリフォームが流行っています。
こういったリフォームを近年では「リホーム」と呼んでいる業者も増えているようですね。
家を改装するというよりは、家を生まれ変わらせるというニュアンスのようです。

尚、本来住宅リフォームに該当する英語は「reform」ではなく「renovation」となっています。
その為、リノベーションという言葉を用いる業者もあるようです。

修理・舗装

修理や舗装といった内容のリフォームは、住宅リフォームの中で最も規模の小さいものとなります。
その為、コスト面ではかなり安く上がりますが、あまりリフォームという感じの作業ではありません。
実際、修理や舗装を行うので、設備や施設の機能回復が主な目的となります。

修理、舗装の例としては、例えば雨漏りの修繕、倉庫の壁の舗装、襖や障子の張替え等が挙げられます。
よって、ある程度日曜大工に精通している人であれば、自分でもできる範囲のものです。
ただ、リフォーム業者にこれらの修理を依頼すると、結構な金額がかかります。
よって、依頼する際には慎重な検討が必要です。

とはいえ、例えば雨漏りを直す場合、屋根に上る必要がありますが、これが結構大変です。
上る為には脚立が必要ですし、ある程度の腕力と脚力が必要となります。
また、高いところが苦手な人には難しい作業となります。
何より、高所での作業は大きなリスクを伴います。
実際、雨漏り修理の作業中に転落する等の事故は毎年かなりの件数が発生しているそうです。
瓦を取り替えるコストもかかりますし、リスクや作業時間、労力を考えると、業者に依頼するのが妥当と言えるでしょう。

住宅リフォームは、細かい修理を何度も依頼するとコストがかなりかかります。
その為、外壁の修繕などのようなリスクの少ない作業はとりあえず自分でやって、雨漏りの修理などが必要になった時にまとめて本格的に修繕してもらうという方法が一番効率的です。

改装

改装は、住宅リフォームの中では2番目に小さい規模のものとなります。
よって、コスト面ではそれほどはかかりません。
基本的な改装の例は、壁紙の張替え、外壁の取替え、床材の変更、襖や障子の設置等が挙げられます。
このように、改築では大規模な工事を行う事はなく、内装や外装の変更が一般的です。

改装の定義としては、現在ある壁、柱といった構造体をそのままに保存した上で行うリフォーム全般の事を指します。
その為、構造をいじるような工事は改装では行われません。
例えば、部屋の面積を広くするとか、間取りを変更するとか、収納を追加するなどというのは、改装の範囲ではありません。

住宅リフォームにおいて、改装は比較的気軽に行われています。
特に多いのは、壁や外壁の塗装ですね。
というのも、一軒家というのは壁の汚れや傷みによって、外見上の印象が非常に大きく変わるからです。
逆に言えば、壁が綺麗な家は、築年数の割にとても良い家に見られます。
よって、傷んだ部分を塗装によって見栄えがよくなるようにする人が多くなっているのです。

リフォームは、より安価でより住宅を輝かせるという事が最大の目標です。
建て替えるのではなく、今ある住宅を蘇らせる事で新築のようにするというリフォームの概念が、今の時代に合っているのです。
そういう意味では、改装は現在の流行に沿ったリフォーム方法と言えるでしょう。
もし家を綺麗にしたいという場合には、改装が一番コストがかかりません。

くらしゆたか
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